教師×生徒【恋愛物語】
「落ち着いたか?」


あたしが泣き止むまでずっと抱き締め続けてくれた先生。


「うん。本当は今すぐにでも尾崎先生に文句の一つでも言いたいとこだったけど、泣いたらスッキリしちゃった。」


そう言って笑って見せた。


「菫、また俺の彼女になってくれる?」


その一言がすっごく、すーっごく嬉しくて


「うん!」


そう答えて先生の胸に抱きついた。


顔を上げると、至近距離にある先生の顔。
ドキッと心臓が跳ねた。


「菫…別れてからも毎日、お前の事を想ってた。いつもお前に触れたくて俺、壊れそうになってたよ。」



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