教師×生徒【恋愛物語】
「先生!
慎吾ぉぉぉ!お願い、頑張ってぇ!
あたしを一人にしないでよぉ…ずっと一緒に居ようって言ったじゃない!
ねぇ〜慎吾!」


泣きながら先生の肩を揺すった。


「外でお待ちください!」


看護婦さんがあたし達を廊下に押し出す。


「いやぁ!慎吾!慎吾〜!」


取り乱すあたしを両側から里美と須藤君に引っ張られて廊下に出る。


主治医の先生や看護婦さん数人がバタバタと病室に入っていく。


イヤだよぉ〜。先生、死んじゃイヤだよぉぉ…


「里美〜、どうしよぉ〜。このまま先生が死んじゃったらぁ〜」


あたしは廊下で泣き崩れた。



< 196 / 225 >

この作品をシェア

pagetop