教師×生徒【恋愛物語】

発表

先生が教室に入ってきた。


静まり返る教室に数人の女子生徒のすすり泣きが聞こえてくる。


教卓に手を付いて先生が話始めた。


｢卒業おめでとう。
このクラスは林田先生の代わりとして担任につくことになったから短い間だったけど、すごく楽しくいいクラスの担任になれて幸せだと思った。
高校の間は俺達教師から守られてた部分があるけど、社会人になったら手助けしてくれる他人はそうはいない。
全てが自己責任だ。
辛い時や、苦しい時はいつでも高校に顔を出せ。俺達教師が味方でいることは忘れないで欲しい。｣


静かに話す先生の一言、一言が胸の中に染み込んできた。