教師×生徒【恋愛物語】
卒業をしんみりと味わう暇なんてあったもんじゃない…。


もうっ!先生ったら最後の最後でぇ〜〜〜


里美とはこれからも一緒に遊ぼうねって約束をして別れた。


あたしが玄関を出ると校門横に見慣れた車。


プッ♪
なんてクラクションをならして先生が手を上げた。


車の助手席に乗り込むとすぐに


「もうっ!先生ヒドイよぉ!爆弾落っことして自分だけ逃げちゃうんだからぁ〜。
皆から質問攻めにあって疲れちゃったよぉ。」


そう言って頬を膨らませた。


「ははは、わりぃ〜わりぃ〜。」


「全然、悪いと思ってないでしょ?」


「言ったらダメだった?俺的には卒業式で発表したいくらいだったんだけど…。」


あたしの頭を撫でながら言った。



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