教師×生徒【恋愛物語】
誓い
車を駐車場に入れると


「さぁ、行こう。」


「うん!」


あたしは先生と腕をくんで歩いた。


今まで腕をくむどころか手さえ繋げなかった。卒業した今は堂々と腕をくんで歩ける!

「こうやって歩けるなんて幸せ。」


「本当はちゃんと歩けるようになってから…って思ったんだけど、卒業式のこの日に来たかったんだ。」


先生はまだ片方は杖を付いて歩いてる。それでもリハビリの先生は回復の早さに驚いてた。


「腕くむと歩きづらい?」


「そんな事ない。むしろずっとくっついてて欲しいくらい。」


エレベーターに乗って最上階のレストランへ向かう。


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