教師×生徒【恋愛物語】
コンコン…
静かな廊下にノックの音だけが響いた。


「はい。誰?」


「片山です。日誌を持ってきました。」


「入って。」


そう言われ準備室に入るとコーヒーの香りがふと匂った。


片手にマグカップを持ってパソコンに向かってる先生。


「あのぉ〜、日誌どこに置いとけばいいですか?」


「あぁ、頂戴。」


あたしから日誌を受けとると目を通して印鑑を押した。


「これ、教室の教卓の上に置いといて。」


そう言って先生は日誌をあたしに差し出だす。


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