教師×生徒【恋愛物語】
「盗み聞きじゃねぇ〜よ。お前がデカイ声で話してっから聞こえたんだ。
担任になったんだから知る権利はあるだろ。」


そう言ってコーヒーを一口飲んだ。


「お前も飲む?」


「いや、いいです。コーヒーは苦手なんで。」


「ふっ、ガキだな…」


先生が笑った。初めてこうやって笑うの見るかも。ちゃんと笑えるんじゃん。


「あたし、両親は小さい時に事故で死んでいないんです。だから一人暮らし。」


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