秘密にし・て・ね(前編)
電車に乗って着いた佳奈の住んでる町は俺の家とさほど離れてはいなかった。
何気に近いな・・・・・・
「今日はいろいろとありがとね!友成君ここからまた家に帰るんでしょ?ゴメンネ。遠回りさせちゃって」
「いや、意外と近いことが判明した」
「そっか、じゃまた明日ね!本当はお茶でもって言いたいけど、突然なんで今日はご勘弁の程を・・・」
「今日は、ご勘弁ってことはいつかこの家に上げてくれるのか?」
「う~んそれはないと思う・・・・・」
「はははっ・・・相変わらずはっきり言うな。じゃ帰るわ!また明日、遅刻すんなよ!おやすみ」
「おやすみ~気をつけて帰ってね」
「おう!」
そう言って友成君は佳奈の家を後にした・・・・・・・。