秘密にし・て・ね(前編)
「友成君、脚はどう?」
布団に隠れて見えない脚がどうなってるのか知りたかった。
まさか動かないってことはないよね?
「足は打撲と捻挫だって。骨が折れてなかっただけマシかな」
良かった・・・それを聞いて安心した。
「でも、病院の先生にこれでも奇跡的に軽症だって言われてえっ?これで軽症?って思ったよ。」
「当たり前じゃない、あんな高いところから落ちて命があるだけでも奇跡だよ」
「生きてて良かったよ!また、花咲とこうして話が出来るし。そうだちょっと花咲こっちにきて!俺の目どうなってる?」
「ん?目・・・?」