秘密にし・て・ね(前編)
「よっ!」
友成君が私の横に座ってきた。
「花咲、入院中はマジでありがとう!いろいろ世話掛けたな」
「ううん・・・私、いろいろお世話してあげるって言ったはずなのにそれは最初だけであとはあまり病院にも行けなかったし、世話掛けたなんてとんでもないよ。ゴメンね大丈夫だった?」
「突然、来なくなったから心配してたぞ」
夏樹の事があってから、他に気が回らなくなって友成君のお見舞いにも行っていなかった。