秘密にし・て・ね(前編)

「もしもし~」



「佳奈?オレ・・・ごめんこんなに夜遅くに電話しちゃって。もしかして寝てた?」




久しぶりの夏樹の電話に佳奈はうれしくなった。




「寝てないよ!今日残業でさっき帰ってきたところよ」




「そっか~仕事頑張ってるんだ!偉いな佳奈は!」




休みなく働いている夏樹に偉いなんていわれると恥ずかしいな・・・・・・・




「そんなことないよ~夏樹のほうがずっと偉いよ!ほとんど休みなしで頑張っているんでしょ?私、見習わなくちゃいけないところいっぱいあるよ」




「そんな風に言ってもらえてうれしいよ!佳奈、明日休みでしょ?今からうち来れない?なんか佳奈と話してたら直接会って声が聞きたくなちゃったよ」




私も電話でなく直接夏樹と話がしたい・・・・・・




「行く!私も夏樹に会いたいよ・・・・・・会って夏樹に抱かれて眠りたいな」




「くくっ・・・・佳奈、俺に抱かれたいの?大胆だね!佳奈が誘ってきたんだから今日は寝かせないよ。覚悟はある?」

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