運命の花嫁
そんなの・・・・嫌だよ
どうして
「大昔の古い書物に書いてありました・・・・チハルさんにそっくりな方の、挿し絵と一緒に・・・・・・・・・・・・」
「そんな・・・・・・・・」
情けない声が出た。
「ルシード、このままでは我が国が危ない・・・・どうか、正しい判断をして下さい」
「リド!!!!!!チハルをおとなしくカルティータに渡せと言うのか!?!?!?!?あの国は、平気で人を殺せる野蛮な国だぞ!?!?」
「そうだよっ!チハルをそんなところに渡せない!!!!!!」
「ルシード、ルカ、もしカルティータに、この国にチハルがいると知られたら絶対に奴等は襲撃してくる。この国は、戦力こそありますが、兵士の人数は、圧倒的に奴等のほうが多い。・・・・・・・・どうやっても、この国に勝ち目はない」
説明されるが、頭は真っ白で何も考えられなかった
「リド・・・・俺は、チハルを奴等に渡さない。・・・・絶対に」
ルシードの言葉を聞いた瞬間、眼から涙が零れ落ちた
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