運命の花嫁






「チハルさ・・・・」
「でも、やっぱりいられません」




「「チハルっっ!」」


ルシードとルカの声が重なった



「私、大丈夫だよ・・・・・・・・もともと、この国に私の居場所はなかったんだから。向こうに行ったら、今度こそ、私の居場所を見つけるから・・・・・・・・だから」


その続きは言えなかった
ルシードに抱きしめられて。




「ルシード・・・・?」


「俺が、この国にいさせてやる・・・・」




「ルシード・・・・・・・・」







私・・・・・・・・




ここにいてもいいの?











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