オソトになりたい
それから何日か経ちました。

あの日から、
オソトが窓の外の小川を眺める時間が
どんどん長くなっていきました。

そして、
小川を眺めるたびに、
オソトはうれしそうに泳ぎ回ったり、
うっとりした顔をしたり、
目をキラキラさせるようになりました。

そんなオソトにトレトレがたずねます。
『おい、最近ずっと小川を見てニヤニヤしてるけど、
どうしたんだ?
何かあったのか?』

『僕ねぇ、あの窓から見える小川で泳ぎたいんだ!』
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