オソトになりたい
悲しみに沈みながら眠りについた
七日目の夜。

『……ねぇねぇ、起きて!』

みんなを起こす声がきこえます。

同時に、
閉じたまぶたさえも透かしてくるような
眩しい光も飛び込んできました。

みんなが目覚めると……、

なんと、眩しく輝く金色になったオソトです!

金色になっていても、
好奇心と元気いっぱいのあの動きと、
まんまるのかわいい目ですぐにわかります。
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