仮想恋愛


「だからどーぞっ♪」


真樹ちゃんわ私の背中を押し、あっくんへと近付けた


「まじか!サンキュー」


あっくんわ顔の横でVサインを作った


「じゃあ私 帰るねー!」


そして真樹ちゃんわ手を振りながら、足早に帰って行った




「あっ!ちょっと真樹ちゃん!!」

慌てて追いかけようとしたが、真樹ちゃんわはるか遠くにいた


(真樹ちゃん……気 遣ってくれたんだ…)



ゆっくりとあっくんの方を振り返る


「じゃあ帰るか!」


あっくんわ優しい笑顔で頭をポンポンした


「………うん♪」




久しぶりのやり取りに懐かしい気持ちが込み上げてきた


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