続・あなたの時計
独り人
私…気がつくといつも独りなんです。
暗い地下室に響く頼りない声。
別に独りが好きな訳でも独りになりたい訳でもないのに、最後は、いつも独りぼっち。
くぅ…くぅ…。
今にも折れそうな古ぼけた椅子にもたれて眠る
老婆。
また、肩すかしを食わされてしまった。 いつものことだ。
だけど、不思議だ。 いつも、此処へ来てしまう。
まるで、何かに引き寄せられるように……。
暗い地下室に響く頼りない声。
別に独りが好きな訳でも独りになりたい訳でもないのに、最後は、いつも独りぼっち。
くぅ…くぅ…。
今にも折れそうな古ぼけた椅子にもたれて眠る
老婆。
また、肩すかしを食わされてしまった。 いつものことだ。
だけど、不思議だ。 いつも、此処へ来てしまう。
まるで、何かに引き寄せられるように……。