続・あなたの時計
ほぉぉ。


そう言った途端、マジマジと私の顔を覗き込んだるい婆。


ちょっと、何かついてる?


怪訝そうな私の顔を今度は、ゆっくりと見据えて話し始める、るい婆。


今から、わしの言うことが、あんたの見た世界と重なれば……

重なれば?


息を呑んで、次の言葉を 待った。


それは、あの世ではない前世からのアクセスを 求めて来たことになる。つまり…あんたに。


えっ、私に?
前世からのアクセス!?
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