突然の出逢い
大輔は、顔を赤くしながら、私と沙奈を紹介
していた。

「はじめまして、遠藤 沙希です。
大輔とは幼馴染してました。」

「おい!ましたって過去形かよ(笑)」

「はじめまして、 遠藤 沙奈です。
姉と同じで幼馴染してました。」

「沙奈ちゃんまで(笑)」

「はじめまして、佐藤 深雪です。
先月、入籍したんです。」

はい?!
思わず、沙奈と目を見開いちゃったよ

「まじで?! 大輔、結婚したの?!」

「わぁぁ。大ちゃん、おめでとう!」

「大まじ。深雪と入籍だけ先にしたんだ。
沙奈ちゃん、ありがとね。」

「おめでと~!大輔、深雪さん、幸せになってね!」

ほんのり、赤くなった大輔と深雪さんをみていて
なんだか、うらやましいなって思った。

沙奈と大輔の作った料理を食べている時に、
新しいお客さんが入ってきた。

「いらっしゃいませ!」

沙奈と、おしゃべりをしている時に、
視線を感じてそっちの方向に顔を向けると
びっくりした顔をした人が2人いた。

「なんでっ?!
何で、貴方がここにいるんですか?!」

いやびっくりしたのはこっちだから。

新しく入ってきた人が、今朝知り合った
秘書課の美馬さんだったから。

しかも、その隣にいたのが由美だった。

「由美!」

「沙希!」

「え…?
美馬さんと由美って…そういう関係だったの?」

なんだか、今日は驚きつかれた…

濃い1日だなぁ…(笑)

「遠藤さん、驚きました(笑)
まさか、ここで遠藤さんとお会いするとは…」

いやいや…
そのセリフを言いたいのはこっちだから。

「沙希、ごめんね。黙ってて…
なんか言い出せなくて…」

申し訳なさそうに話してくる由美をみて
ショックを受けた。

親友とまでは図々しくて言えないけど
友達だと思ってたから、余計にショックだった。

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