突然の出逢い
落ち着くまで、社長は抱き締めてくれていた。
「落ち着いたか?」
「はい…すみません。」
涙が止まったら今度は恥ずかしくなってきた。
「離してもらえませんか?」
なかなか腕の力を抜いてもらえないから言ったのに
この人は…
「あ?嫌に決まってんじゃん。せっかく捕まえたのに。」
何を言っているんだこの人は…
「いや…鼻をかみたい。だから離して。」
そう言ったら、渋々ながら解放してくれた。
「で?お前がそんな風になるには理由があるんだろ?
何があったんだ? 好きな奴にでも振られたのか?」
どうしても、理由を聞きたがるんだな…
正直、どうでもいい事で泣いていたから
理由を聞かれても、答えられない。
「理由は…ないです。きっと、今日1日で
いろんなことが起きすぎて、整理がつかなくて…」
そう。
今日1日で本当に色んなことが起きた。
誠が沙奈を好きで、
沙奈が誠を好きで、
私は、目の前の人にプロポーズ?され、
由美は美馬さんとのことを何も言ってくれなかった
挙句の果てには、泣き顔をこの人に見られ…
本当に、今日は大変だった。。。
「お前がそういうならいいけど…
沙希、お前終電ないけど平気か?」
あ…
沙奈と約束していたのを知らないうちに
破ってた…
慌てて、携帯をみたら10件の不在着信
うち1件は由美からだった。
「ヤバい!!
殺される!!」
「あぁ?! 誰に殺されるんだよ!」
なんでか不機嫌なこの人をそっちのけで
沙奈に電話する。
「もし…」
「ちょっと何時だと思ってんのよ!
お姉ちゃん!」
「今…会社…
終電、逃しちゃった…。
約束…破ってごめんね…ヒック…」
「ちょっ!お姉ちゃん泣いてるの?
どうしたの?!今会社なんでしょ?
迎えに行こうか?」
「落ち着いたか?」
「はい…すみません。」
涙が止まったら今度は恥ずかしくなってきた。
「離してもらえませんか?」
なかなか腕の力を抜いてもらえないから言ったのに
この人は…
「あ?嫌に決まってんじゃん。せっかく捕まえたのに。」
何を言っているんだこの人は…
「いや…鼻をかみたい。だから離して。」
そう言ったら、渋々ながら解放してくれた。
「で?お前がそんな風になるには理由があるんだろ?
何があったんだ? 好きな奴にでも振られたのか?」
どうしても、理由を聞きたがるんだな…
正直、どうでもいい事で泣いていたから
理由を聞かれても、答えられない。
「理由は…ないです。きっと、今日1日で
いろんなことが起きすぎて、整理がつかなくて…」
そう。
今日1日で本当に色んなことが起きた。
誠が沙奈を好きで、
沙奈が誠を好きで、
私は、目の前の人にプロポーズ?され、
由美は美馬さんとのことを何も言ってくれなかった
挙句の果てには、泣き顔をこの人に見られ…
本当に、今日は大変だった。。。
「お前がそういうならいいけど…
沙希、お前終電ないけど平気か?」
あ…
沙奈と約束していたのを知らないうちに
破ってた…
慌てて、携帯をみたら10件の不在着信
うち1件は由美からだった。
「ヤバい!!
殺される!!」
「あぁ?! 誰に殺されるんだよ!」
なんでか不機嫌なこの人をそっちのけで
沙奈に電話する。
「もし…」
「ちょっと何時だと思ってんのよ!
お姉ちゃん!」
「今…会社…
終電、逃しちゃった…。
約束…破ってごめんね…ヒック…」
「ちょっ!お姉ちゃん泣いてるの?
どうしたの?!今会社なんでしょ?
迎えに行こうか?」