僕の失恋
「もう一度が許されるなら」
彼女は悲しい笑顔のまま僕の手をとった。
「もしね・・・
やり直せる時がきたら・・・」
彼女は僕の手の平に指輪をおさめた。
この指輪は僕が彼女にはじめて贈った
誕生日プレゼント・・・・。
「もう一度が許されるなら。
貴方とまた戻りたい。
今度こそお互い本当の気持ちでね」
彼女はそう言って笑った。
僕の隠してきた物は
とっくに見透かされていたらしい。