REAL gray


列車のアナウンスが終点を告げた。


その後も優司は色々話してくれた。
私もまだまだ話したい事あるはずなのに、切ない気持ちでいっぱいで言葉に出来なかった。


帰り道は途中まで一緒だったが、これ以上直接話してしまったら何かが壊れる気がした。



私は何も言わず、道を逸れた。





家に帰ってから、一応メールしといてやった。





「また行こうね」


なんて。
皮肉で残酷メールが返って来た。




優司からの約束なんて果たされないとわかっていながらも、ただ嬉しくて「うん」と答えてしまった。



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