あかねいろ
夏
夏だ♪夏休みだ♪と言っていたのにもう残りわずか。夕陽と杏と南深は3人で海に来ていた。
ジリジリ焼けつける太陽の下、女子高生が3人集まればもちろんうるさい。
『杏って健ちゃんとどこで知り合ったの?』
浮き輪でプカプカ揺れながら夕陽は聞く。
『ナンパ♪』
『えーっ?!以外?!』
なんか冷静な杏ってそんな雰囲気なかったぁ!!
『そう?出会いなんて、いつ何時起こるかわからないよ。健吾に会った時に迷いはなかったもん』
と自信たっぷりに答える。
『あんちゃんって思い切ったら早いよね♪』
南深は「懐かしい~♪」と話す。
『いいなっそんな出会い♪』
"運命的な出会い"なんて憧れるじゃん♪
『何言ってるの?ひぃちゃんには神崎がいるじゃん?先輩ぶっ飛ばしたって聞いたよ~??』
杏の情報網はすごい。夕陽は浮き輪から思わずズルッと落ちてしまった。
『どこから聞くのよ?!もう!!だから大斗は友達だって言ってるじゃない?!咲さんいるし。』
『えーそうなのぉ…!!』
あんちゃん…面白がってるし…
『先輩と揉めた時偶然…咲さんと大斗に助けられたの。だから、大斗には何とも思わないんだってば!!それにっ…!男女の友情はあるわ!!ねぇ?南深?!』
話してる内に段々ムキになってしまい南深に話を振った。
あ…「男女の友情」って…南深と恭次君に不謹慎だったかも…
"ちょっとまずいことを聞いてしまった…"と申し訳ないなさそうに南深を見る。
『あのね…話があるの…』
夕陽へ返事の代わりに南深は少し俯きこう答えた。
『『なにー??!!!』』
――――――――――
『やっとかよ。よかったじゃねぇか?』
片眉下げて笑いながら大斗はスイートブルーで、恭次にそう話す。
『お前、やっと素直になったかっ?!』
イッヒッヒッーと今度は笑って飲み物を差し出す。
『自分で笑っちゃうよ♪カワイーでしょ僕♪』
『笑わないって』
ふっと言う大斗と目が合い晴れ晴れした顔を見せる恭次。
同じ表情を大斗も返す。
ジリジリ焼けつける太陽の下、女子高生が3人集まればもちろんうるさい。
『杏って健ちゃんとどこで知り合ったの?』
浮き輪でプカプカ揺れながら夕陽は聞く。
『ナンパ♪』
『えーっ?!以外?!』
なんか冷静な杏ってそんな雰囲気なかったぁ!!
『そう?出会いなんて、いつ何時起こるかわからないよ。健吾に会った時に迷いはなかったもん』
と自信たっぷりに答える。
『あんちゃんって思い切ったら早いよね♪』
南深は「懐かしい~♪」と話す。
『いいなっそんな出会い♪』
"運命的な出会い"なんて憧れるじゃん♪
『何言ってるの?ひぃちゃんには神崎がいるじゃん?先輩ぶっ飛ばしたって聞いたよ~??』
杏の情報網はすごい。夕陽は浮き輪から思わずズルッと落ちてしまった。
『どこから聞くのよ?!もう!!だから大斗は友達だって言ってるじゃない?!咲さんいるし。』
『えーそうなのぉ…!!』
あんちゃん…面白がってるし…
『先輩と揉めた時偶然…咲さんと大斗に助けられたの。だから、大斗には何とも思わないんだってば!!それにっ…!男女の友情はあるわ!!ねぇ?南深?!』
話してる内に段々ムキになってしまい南深に話を振った。
あ…「男女の友情」って…南深と恭次君に不謹慎だったかも…
"ちょっとまずいことを聞いてしまった…"と申し訳ないなさそうに南深を見る。
『あのね…話があるの…』
夕陽へ返事の代わりに南深は少し俯きこう答えた。
『『なにー??!!!』』
――――――――――
『やっとかよ。よかったじゃねぇか?』
片眉下げて笑いながら大斗はスイートブルーで、恭次にそう話す。
『お前、やっと素直になったかっ?!』
イッヒッヒッーと今度は笑って飲み物を差し出す。
『自分で笑っちゃうよ♪カワイーでしょ僕♪』
『笑わないって』
ふっと言う大斗と目が合い晴れ晴れした顔を見せる恭次。
同じ表情を大斗も返す。