あかねいろ

〈あたし今旅行中なのぉー〉


あんちゃんはけんちゃんと旅行っと…

いいなぁ♪


じゃぁー…?!


『戸塚くん?』

〈あっ!!片桐さん?〉

『あのね…♪』


よぉし戸塚くんオッケ♪


あっ…そうだ…!!


〈もしもし?〉

『良かったぁ♪番号変わってない♪』

〈びっくりした?!どうした?!〉

『うん♪あのね?!』


夕陽はみんなに電話をかけた。


―――――
―――――――


『で…?お前の愉快な仲間達がコレ等なのか…?』

『あっうん♪』


スイートブルーにて―


『大斗ちゃぁん♪その言い方ヒドイっ』

『もう恭次っ!!』

南深と恭次に


『いゃ…お前等までは…わかるけど…』

大斗が怪訝な顔で見る先には…


『それ無くないか?神崎大斗っ!』

『た…拓巳…』

『てゆうか…何で小田桐先生が居るんですかっ?!』

拓巳と結衣と雅…


『えっ?!ちょっと昔の知り合いよっ!!』

と慌てて雅に答える夕陽がいた。


『すげー組み合わせ…』

大斗の呟き。


『みなさん♪来てくれてありがとう』

そこへマスターが明るくやって来た。


『しげさぁん♪こんばんは♪』

満面の笑みで返す夕陽に大斗はいつものようにクックックと笑っている。

『何か言った?大斗…ッ??』

嫌な顔で夕陽が噛みつく。


コイツ…絶対また"愛想笑いが"っとか

"気が多い"とか思ってるっ!!


『べっつにぃ~♪』

『ムカツクっ!!…もうこんなバカはほっといて、みなさま呑みましょう♪』

夕陽はマスターが出してくれた綺麗なカクテルを上に挙げた。

恭次は笑いながらグラスを挙げる。

それにみんな続いた。


『かんぱーい♪』


年明け前の暫しの一時…



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