あかねいろ
"そうだよ。頭ん中は拓ちゃんばっかりだった。でも今は全く違う。大斗のお陰だよ"
"うんうん♪そゆ事にしといたあげる♪でも前と変わったし大斗。何か若返ったよ♪"
"大斗?!海行こう♪この茜色の空が綺麗な内に!!"
いつも心が救われる…
温かい笑顔…
また…見たい。
――――――
次の日は、真夏日和の朝だった。
『暑っ!!ほんっとにっおーまいがーっ』
〜♪〜♪〜♪〜
『もっしもーし♪<…−留守番電話にお繋ぎしますーーー>
留守電?!殺すっ
〜♪〜♪〜♪〜
『はーい♪…<お客様のご希望により、ご利用を停止中ですーーーー>
何でよっ?どんな希望ッ !!
〜♪〜♪〜♪〜
『聞いてーっ…<只今、僕は「北海道愛追求の旅」に出ています♪留守電に繋げるから、邪魔しないでね♪ピー♪>
ちょっとっ「ピー」まで自分で言わないでよっ!
何なの何なのっみんなしてっ!?
いぢめ??
〜♪〜♪〜♪〜
<はい…?>
『うぅぅーっ!でてくれたぁぁ―ッうわぁぁぁぁんっ!!!』
<はい?!誰だよって…ちょっ…とお前…ー!!?>
『Hello♪ぐっもーにんダーリン♪♪』
〈おい?!!〉
『はぁい♪あはん♪』