P1ay♂B0y
だきしめられる?
「すみません。
道が混雑しておりまして…
学園につくのが-…」
「なにやってんだ!
そんなのー…」
亜貴が運転手の人に
怒鳴りつける。
なんかもぉー...
さっきの光景と、
あのときの夏輝の顔が
浮かんできて
泣きたくなってくる。
「いいよ」
「結衣様…
申し訳ありません」
夏輝はあたしを呼びに来てから
いなくなっていた。
たぶん・・・家事をやってる。
外を見ると風は吹いているのに
空は美しくて・・・
自分の情けなさが身にしみて、
思わず涙がこぼれた。
夏輝は今 どんな
気持ちでいるんだろう。。。
「結衣様・・・?」
「・・・何?」
「どうなさいましたか?」
亜貴は驚いた顔をしていた。
「なんでもないよ。
目が痛いだけ」