P1ay♂B0y

あたしは状況を
すぐには理解できなかった。




なんであたしは

亜貴の腕の中に…



「…ッ」


あたしを包む
大きな腕は
もっと強くあたしを包む。






このひとは本当に
いつものあの亜貴なの?



もしそうなら
どうしてこんなことするの?




「亜・・・貴?


・・・どうしたの?」





のどの奥から必死に
しぼりだした声で


亜貴にたずねるー






亜貴はハッと

何かに気づいて、

驚いて、

手を止めた。
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