ありがと。


そんなこんなで


11月12日。




ついに 来た

私の誕生日。



1:00になり
私は成夜の家に
行く事になった。

―ピンポーン―

―ガチャ―

成夜が出てきた。

「あ、入っていーよ」

「お邪魔します…」

言われた通りに
ブーツを脱ぎ
家に上がった。

「部屋、汚ねえから
あんま見んなよ(笑)」

成夜は そう言い
耳の後ろを触っている。

照れてんのかな?
耳の後ろを触るの
成夜の癖だもんね


―シーン―


沈黙…

何喋っていいのか
沢山考えてきたのに…

てゆうか

成夜の顔


久しぶりに見る。



相変わらず

かっこいーなあ…


「何っ(笑)?
恥ずかしーんだけど」

私があまりにも成夜を
見つめていたから
そっぽ向いちゃった…

可愛いーよなあ

こうゆうとこ。

「最近…あんま学校
来てないよね?」

私は服を整えつつ
聞きたかった事を
聞いてみた。

「あぁ…
ダリいから!!(笑)」


成夜は


そう笑って言った。

笑顔なのに


なぜか


寂しそうだった。




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