ありがと。

それから

テストが続き
成夜と遊ぶ機会が
あんまり無かった。

メールも

受験生だという事も
あり、時々しか
しなくなった。


でも

たまに

メールするのが
唯一の楽しみだった。

そんなある日
成夜から珍しい
メールが来た。

《会いたい》

保護メールが
また1つ増える。


《あたしも
会いたいよ》

そう打って
送信ボタンを
押した。

すると

すぐ返事が
返ってきた。

《今、外居んだけど》




…ええええ!?

まままじで?


まさか…
居ないよね?

冗談だよね…




そう思い

窓から外を見ると

家の前で携帯を握り
座りこんいる
成夜の姿があった。



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