ありがと。

私は

急いで

成夜の所へ
向かった。

―ガチャ―

「ど…したの?」

緊張と驚きで
口がうまく
回らない。


「いや、
会いたくなって」

成夜が

珍しく

真面目な顔して
かっこいいセリフを
言うので 私は

おもわず

顔が熱くなった。

「あはは~(笑)
でも私の格好
こんなんだよ?」

そう言って
自分の服を
伸ばしてみせる。

スエットに
スリッパ…

照れているのを
隠すために
ふざけながら
答える 私…


どーして

もっと可愛く

素直に

「成夜に
会えて嬉しい」

なんて

言えないんだろ


私のばーか。




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