ありがと。
第7章「病み」
次の日の昼休み。
私とクミとジュリで
教室で弁当を
食べていた。
成夜は相変わらず
学校に来てなかった。
「優美~?
元気ないぞっ?」
「朝からずっと
落ちてんね…
成夜と何かあった?」
そう聞いてきた
クミとジュリ。
「はは…
感じ悪いね、私」
自分のテンションが
落ちているせいで
2人に迷惑かけてる。
本当に
いつまでたっても
自分勝手だなあ…私
「実はね…
わ…かれたんだ」
そこまで言うと
涙が溢れそうになる。
私は必死にこらえて
2人に笑って見せる。
「早いよね~。
だって2ヶ月だよ?
しかも記念日に
別れたんだよ?
ほんと…
笑うしかないよね(笑)」
「え…ななな
何で?理由は?」
ジュリが真剣な顔で
私を問い詰める。
「何かね…最初から
あたしの事好きじゃ
無かったんだって(笑)
で、それを成夜から
昨日聞いたんだ…」
「…成夜最低じゃん!!」
いきなり
立ち上がったのは
クミだった。