LUCE
月と星
それは私が、高1だったころのこと。



「ねえ、お母さん友達とお食事行くんだけど、
来夢あんた一緒にいく?」



母からの突然の誘い。


正直言って面倒。


「どーしよー。
愛夢(アイム)も行くの?」



愛夢は、あたしの3歳下の妹の。

「行くわよ。
あんた行かないなら
家で愛夢見てて。
ご飯は自分たちで作ってたべて」



つい、作ってけよ!!とツッコみたくなる。


年のわりに、子供っぽい人なのだ。

「……作るのめんどいから行くわ」


「あそ。じゃ早く支度して。
時間があんまりないから」

「はーい」


あたしはやる気のない返事をして、
適当な服を選んで
準備をした。


車の中で、お母さんから友達のいろいろな話を聞いた。

一人で話していた
と言ったほうが正しいかもしれない。


お母さんの友達は、
みんなお母さんよりも5歳くらい若いらしい。

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