あなたしか居ないっ















数時間後─────




カニを美味しく頂きました☆





それから約2時間…


お母さんが季吏を離しません。。。


季吏は未だキラースマイルでお母さんの話をきいていた。


しかしもうそろそろ季吏も口角が引きつってきている。



時間も10時を過ぎようとしていた。



「それでね~、」

「あのさ、今日はもう、ね?遅いし話しはまた今度に…」

(そろそろお父さん帰ってくるって…)

「え~まだ良いじゃない~。お父さん帰ってきたら紹介すればいいだけじゃないの。季吏くんなら大丈夫よー。かっこいいから」





問題そこじゃねー…






この人は気付いてないのか?
自分が2時間ぶっ通しで喋り続けていることを。



「お母さん。今日はうちの母も心配しますので、おいとまさせていただきます。」


季吏はキラースマイルで母に言う。



ってか、
母って!!あなた一人暮らしだろ!






「あらーそお?」


「あっ!じゃああたし送ってくる。」


「分かったわ。季吏くん!また話しましょうね。」


「ああ、はい。喜んで」

季吏の顔にはもう聞きたくねえと
書いてありそうだ。



やっとお母さんの話を抜け出した
季吏とあたしは家を後にした。


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