あなたしか居ないっ
ガチャ!
『!!』
季吏が風呂場から出てきた。
下半身はジーンズをはいているが
上は何も着ていない。
季吏はゆっくりあたしに近づいてくると
あたしの隣に腰を下ろした。
『麗衣…』
ドキっ…
名前を呼ばれて季吏の顔を見ると、
なんとも艷っぽい顔に心臓が飛び出そうになる。
ゆっくりと季吏の顔が近づいてくると
静かに唇を重ねた。
『んっ……季吏ぃ、んんっ』
数分後
季吏は唇を離すと
あたしの事を、お姫様抱っこした。
『きゃっ、季吏…重いから!下ろして。』
『やだね。下ろさない。』
『っ~~!』
そのまま寝室に向かうと
ベッドにドサッと下ろされた。
そのはずみでベッドの上に仰向けになる。
『きゃっ!!』
それと同時に季吏があたしの上に
四つん這いに覆い被さってきた。
真剣な顔でまじまじとあたしの顔を見てくる。
『………季吏?』
『いい?しても。』