あなたしか居ないっ


「ミキ!!何でいるの?」

「連れとはぐれたー。あいつはどこ行ったの?」


「えっ…分かんない。電話出たまんま帰ってこないの」


ミキが驚いたような表情を見せる。

「………ずっとここで待ってる気なの?」


「えっ?何で?」



「あいつここ来るまでにすれ違ったよ。」




「えっ…?」


「麗衣のいる反対方向に走ってった。」




花火がまた一つあがる。
ヒュ~











ドーン!!!





沈黙が流れ大きな音で花火が花開く。


「それ、どうゆうこと?」





< 144 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop