あなたしか居ないっ
「ミキ!!何でいるの?」
「連れとはぐれたー。あいつはどこ行ったの?」
「えっ…分かんない。電話出たまんま帰ってこないの」
ミキが驚いたような表情を見せる。
「………ずっとここで待ってる気なの?」
「えっ?何で?」
「あいつここ来るまでにすれ違ったよ。」
「えっ…?」
「麗衣のいる反対方向に走ってった。」
花火がまた一つあがる。
ヒュ~
ドーン!!!
沈黙が流れ大きな音で花火が花開く。
「それ、どうゆうこと?」