あなたしか居ないっ

なんとあいつがいた。

4階だったから
バッチリ見える。


そしてバチっと目があった。



「「あっ…。」」



気まずいと思いながらもあいつの姿を見送る。


するとさっき私が通って来た道を
通って私の目の前にやってきた。


「な…何やってんの?」


恐る恐る聞くと…


「いや…ココア飲みたいと思ったから。……ってお前もかよ。」

私の手元を見て

うわ、最悪。

みたいな態度をとる。


むっとしたが我慢した。


「いいじゃん、別に。おんなじでも。」


「あー…。こいつと同じ考えをした自分に腹が立つわ…」

とか小言を言いながら

お金を入れている。

さすがにムカついたので

「なんであんたにそこまで言われなきゃいけないのよ!」

と一言。



「あーもう分かった分かった。どうもすいませんでしたー。」


どう聞いても棒読みな言い方にも腹が立ったが

「もう…」

と言いつつココアを開けた。


やっぱりココアわ美味しい。
「あーー!うま!」

と親父のような一言。


それにあいつわプッと吹き出した。


「お前!おやじかよ。」


ドキン。。。

「べっ…別に。。。そおいえば名前!なんてゆうの!!」

少し力んでしまったが
どさくさに紛れて名前を聞いた。
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