あなたしか居ないっ

ん…?

言葉の続きが気になる。。。

閉じかけていた目を

もう一度開くと、
距離こそ変わっていなかったが、

言われた言葉に怒りを覚えた。



「お前…今日化粧薄いな。ってかまさかすっぴん?」

カチン、

せっかくさっきまで良い雰囲気だったのに。。。

「はあ?」


呆れてそんなため息しか出てこない。


「ってか眼鏡っ子。。。」


苦笑いしている。。。




まあすっぴんと言われても
おかしくない顔をしているのわ事実。

実わ邪魔だから、つけまを外してきたのだ。

"その為の眼鏡"も含め。


だから眼鏡っ子と言われ

しょうがないじゃん!目悪いんだから。

と聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いた。

俯いた私わ、

急に眼鏡が外された。


びっくりして顔を上げると、

長時間眼鏡をし過ぎてぼんやりしている瞳に写るのわ

紛れもなく彼の顔で。


「ぇ…。。。」


鼻と鼻が重なる距離。

ドキドキを通り過ぎて

全く何が起きているかわからない。

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