あなたしか居ないっ
こんな偶然ってあるんだろうか…



「希吏……。」

「おう。お前、傘忘れたかのか?ばっかだな。」

なんてフッと笑う。

そんな事より。。。


「女神!!!!」


「はあ?」

「入れて!!!!」

「え…」



(あっ希吏が迫力負けしてる。押せ押せ!)


などと考えていると

以外にもあっさり。

「いいよ。言うと思ったし。」


「へ…?」

嫌だと言われると思っていたからか

へんな声が出る。

「何?不満?」

「い、いえ!そんな…」


お邪魔しますと小さく呟き中に入れてもらう。


チラッと斜め上を見上げると

そこにわ希吏の顔。

近い距離と175cmわ有るだろう背の高さにドキドキする。

希吏の顔の奥に目を向けると

希吏の左側の肩が濡れていた。



なんとも少女マンガでありそうでなさそうな

そんな気遣いにキュンとくる。

「傘。傾け過ぎ。」

そういってグッと向こうに戻す。

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