あなたしか居ないっ
………………………………………はい?




「え?」





雨でかき消されそうな声に
私わ聞き間違えでわないか、
と思った。


聞き間違えだと恥ずかしいので
聞き返してみる。
すると




「…やっぱやだ。」


「えっ?!」


なんで!?と言わんばかりの顔の私。


そんな私の顔をチラッとみて
顔をそらした。


「なんか。。。軽はずみで、口が滑ったっていうか。。。ま、間が差したっつうか…。」


なんとも苦いような顔をしている希吏。

その心わ照れ隠しか何かか?


「いいじゃん!連れてってよ。」

部屋がどんなんか見てみたいし、家族いるだろうから
早々変なことにわならないだろうし。



そう楽観的に見る私わ

鈍感なのか無防備なのかよく分からない。

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