あなたしか居ないっ
「なんで会っちゃうかな?…」
「あ?なんか言ったか?」
「…………何でもないですー!」
バスが来てやっぱり距離わとっているが、
2人とも後ろのいつもの指定席へ。
何も話さないままバスわ次のバス停また次のバス停、
と走らせていく。
"次わ…お降りの方わボタンを押してお知らせ下さい。"
アナウンスが軽やかに流れる。
私が降車するバス停が近づいてきた。
どちらとも、どちらかがボタンを押すのを待っている。。。
どちら共々押そうとしないので仕方なく
私が押そうと思った瞬間
"ピンポーン"
「へ??」
元気よくボタンが押された。
ポカンとしていると
どうやら前のおじさんがボタンを押したらしい。
伸ばしかけていた手が無惨にも宙に舞う。
その姿をみていた希吏わ
口を抑え軽く笑ってた。