あなたしか居ないっ

するとガシッと腕を捕まれた。

びっくりして、振り返る。

｢まてって…。そのまま帰られると俺が泣かしたみたいで気分悪りぃじゃん…。｣


｢ってかお前が泣かせたんだけどね？｣

なんて小声で突っ込む。

｢…うっせえな…とにかく来い。｣



｢え？！どこに？もう家に目の前だけど！｣

｢黙って着いてこい。｣

そう言われ渋々着いていく。





｢入れよ。｣


｢え？｣

連れて来られた場所わ勿論希吏の家で。。。


｢良いから。｣

今に限ってレディファーストの希吏にどきまぎする。

玄関でもじもじしていると

｢何してんだよ…早く入れ。｣

と背中を押された。

｢ぉわ！｣

変な声がでながらもそのまま突き進み、

リビングに案内された。

｢その辺適当に座っといて。｣


｢え！？ああ…はい。｣

促されたようにリビングに腰をおろした。