あなたしか居ないっ

2分後、

すぐにまたメールが来た。
希吏
Re:Re:Re:Re:Re:
─────────
じゃあ今日迎え
に行く。

お前北商だろ?

END


あっ、希吏あたしの学校知ってたんだ。




わたしの場合、制服をみても、
いまいちピンと来なかったりする。



ってかちょい待てい!!!!




迎えに行くって?!

来んの?!希吏が?!ここに??




いやダメでしょう。


あいつ埋もれるでしょ確実。。。




あたしの頭の中は…



よく小説に出てくる、
かっこいい彼氏が
彼女の校門の前で待ってて

きゃあきゃあ囲まれているシーン。



「やばいじゃん。だめじゃん。え、どうしよう。」



まだ朝だというのに

頭を抱えた。


「麗衣どーしたのー?頭抱えて、」

理恵子が訪ねる。



「…………今日希吏がここに来るって…」



「えぇ??うそ、見たーい。ってか、沙羅ー。」


勝手に沙羅まで呼んでいる。

< 81 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop