あなたしか居ないっ
そして今に至る。ということだ。
(ああ…何となく覚えてるかも。)
「そうだったんだ。」
「ああ、はい。」
「え?」
「これで良かった?」
クレープを2つ手に持っている。
あっ買ってくれたんだ。
いつの間に。
しかも
美味しそうな、
「ありがとう…」
「じゃあ、次は何処行くの?」
「え?なん、」
「いや、お前が上行きたいってゆうから。」
「じゃあ、服見たい!」
「またかよ。」
「女って買わないのに見るの好きだよな」とか言いながら
ため息をついている。
「いいじゃん!」
「はいはい。」
そう言ってから2時間…
「おい…いつまで服見るつもりだよ。」
「えっ?そんな見てなくない?」
「バカか?2時間だぞ?」
「バカとかひどい!っつか普通だよ。」
「……………どこがだよ。」
さすがに可哀想になって来た。
「ごめんね?じゃあ次どっか行こうよ。」
そう言って
行く当てもなく歩き始めた。