あなたしか居ないっ
「季吏と一緒なら何処でも楽しいよ。」
大胆発言で季吏は少し驚いている。
私の頭をくしゃくしゃと
撫でると、
「俺も。」
と小さく笑って
キスをした。
ぱん!!
「へっ?!」
目をぱちくりさせると、
季吏の手が目の前に見えた。
「お前また飛んでる。」
「えっ?!嘘??」
またやってしまったようで。
「っで、何処行きたいの?」
「きっ、、、、何処でもいいよ!」
危ない。一瞬あの台詞を
言いそうになった。
「何処でもいいは無しな。」
「え?!そんなこと言ったって。」