あなたしか居ないっ


「でもいいよね!冬の花火も。
でもそうそうやってないよね…。」





「それがさ、27日にやるんだよ。」


「…うそ?ほんとに??」



絶対最初っからそのつもりだったんだろうな。



分かるよ季吏。

あなたの脳内まじで乙女チックだから。





「ああ、だからいいかな~って思ってた。」




ドキッ……








何から何まで考えて
先読みしている
季吏の頭の中は
どーなっているんだろう。


とか思っちゃう。


けれど季吏のその無邪気な笑顔を見ていたら

そんなことも全部
吹き飛んだ。


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