天使のしずく


「てかさぁぁ
一人足りなくなぁい?」

「あ−
遅刻らしぃょ−?」

「なんだ遅刻
うちだけぢゃない
ぢゃぁぁん」

「だからぁ
あんたがたまたま
今日は休みだって……


もう一人きた」

目があった瞬間
私は何かが一瞬
止まったような
気がした

逆に何かが動き
だしたような気
もした

どちらにしても
私にとって彼との
出会いは衝撃的だった


彼の名は優

いつも私を
光の方へ導いてくれる

私にとって
救世主だった
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