天使のしずく


ピピピピピピ

私は
目覚ましの音で

目を覚ます
カーテンを
開けると

外は小雨だった

なんだか
嫌な予感がした

「ん−」

私はのびをして
ベットからでる

「おはよ−」

階段を下りると

いいにおいがした

「なぁに これ」

「お弁当」

「なんで?」

「ほらぁ
今日も優君とこ
行くでしょ?

きっと病院食も
あきただろうから
作ったの

持っていって
ちょうだい」

「あい」

私は目をこすって

朝ご飯を食べる


ふと私は時計を見る

「ぢゃぁそろそろ
行くね

行ってきまぁす」

私は玄関をでる

かすかに
夏の匂いがした

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