天使のしずく


〜♪
「はぁい
もしもし−」
まだ少し寝ぼけた声で
電話にでる

「あいり
海いかなぁい?」
「ん−うみぃ?」
「夏だし−−−」
「え−
ねむいし−ー」


「…でももう
むかえにきちゃった」


「……は?」

「下みてみ?」

私は窓から
あわてて顔を出す

家の前には
優が上を
見上げて立っていた
< 15 / 132 >

この作品をシェア

pagetop