天使のしずく


「なんかむかつく!!電車で
行く!!!」

「まぢめ!!!」

優が笑う


トクン トクン
鼓動の音が
聞こえる


ねぇ
優こんなにも
恋があたたかくて
恋がこんなにも
優しいものだって



思いださせてくれて
ありがとう



優しい風が
私の長い髪をゆらす


彼がこの世から
いなくなってから
二年目の夏が
もうすぐすぎようとしていた暖かい夏の日だった


もうすぐ優と出会ってから
三年目の夏がくるよ

私は今でも
優の事を
思ってるよ

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