天使のしずく


「は?
私優みたいに暇ぢゃ
ないんだけど」


「なんで
そんな冷たいの?」

「別に
冷たくしてる
つもりぢゃないん
だけど…」

「大丈夫
冷たい人好きだから!」


「ちょっと人の話
聞いてる??

てかドM?!?!」

私は電話を片耳に
挟んで郵便ポストを
開ける

しばらく優の家に
いりびたってたから
多分ちらしがいっぱい
たまってるはず


やっぱり……

私は一気に
テンションが下がる


私はちらしを
片腕にかかえ


片耳にはさんでいた
電話をもう一度
持ち直す

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